2013-01-13 13.28.04

よく晴れた冬の一日、さてとばかりに枝の焼却を決意したダンナさんだったが、これが意外に火がつかない。格闘しているうちに、昼近くとなり、諦めかけているところへ、元きこりのKMさんがひょっこり現れた。
「ようやくエンジンがかかったね」とわれわれの山仕事のできなさぶりに苦笑しながら、「かしてごらん」とライターを受け取ると、あれよあれよという間に強い炎を作りだした。

まずはしっかりとした火種を作ることがポイントらしい。その上に多少生乾きの枝を載せ、上には枯れ木を載せるのだそうだ。いわれた通りにしてみると面白いほどよく燃える。よく心得た人の作りだす火は、まるで別物の火だ。

焚き火の中央をこんもりと山にして枝を盛り上げ、火が強くなったのを見計らって、枝と枝の隙間を減らすように中央に太い丸太を落とす。燃え残りそうな周囲の枝はかき集めて中央へ寄せる。この作業を用心深く続ける。バチバチと音を立てて力強く燃えさかる。火の粉が飛んで顔が熱い。焚き火のときはフリースは着ない方がよい。すぐに穴が開く。

夏に焚き火をした時とは明らかに違う方向から風が吹くことに気づく。周辺の地形や気候が関係して冬は強風が吹くため、火災予防にはとくに注意を払わなければならない。どんなに広いスペースでも、長いホースで水源を必ず用意すること。燃えさかる火は、バケツ一杯の水では用を足さない。

KMさんが言い残した「2時間くらいで終わるから」という言葉通り、かっきり2時間で、庭を占めていた3つの枝の山が見事に灰になった。山暮らしのプロである。

灰にはたっぷりの水をかけ、すっかり火を消してから、さらに1時間後に様子を見に行く。夕暮れ後に火が消えているか再び確認して焚き火は終了。

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